こんにちは。柏の葉税理士事務所の徳田大輔です。
2024年5月17日をもって、ツタヤ柏店(柏市十余二)が閉店しました。とても残念です。
柏の葉から車で10分、自転車でも20分程度の近さにあり、ずいぶんレンタルコミックを利用させていただきました。
そこで、本稿では、私が小学5年生の我が子に読ませて良かったと思ったコミックをご紹介します。
・稲垣理一郎「Dr.STONE」(2017年3月~2022年3月、雑誌連載)
・海法紀光「がっこうぐらし」(2012年7月~2020年1月、雑誌連載)
・川村拓「事情を知らない転校生がグイグイくる」(2018年5月~、雑誌連載中)
1) 稲垣理一郎「Dr.STONE」(2017年3月~2022年3月、雑誌連載)
科学を題材にした冒険マンガです。地球上の人類が一斉に石化してしまった世界で、3700年後に目覚めた高校生たちが、人類を復活させ、文明を復興し、石化の謎を解き明かそうとするお話です。
科学オタクの主人公が、決して希望を失わず、科学の力で目の前の課題をひとつずつ解決していくのが痛快です。火薬、洗濯石鹸、ガラス、酒、電池など、必要なものが発生すると、「工程表」を図示して、仲間たちと段階的に製造していく過程が描かれており、科学の面白さが伝わってきます。
石化の謎についても、多少の強引さはあるものの、しっかりと真相を読者に提示しており、ただの不条理劇で終わらせていないところに好感がもてます。
2) 海法紀光「がっこうぐらし」(2012年7月~2020年1月、雑誌連載)
女子高生3人が校舎で生活しています。一見、大人が管理責任を放棄して、子どもたちが好き放題に遊んでいるように見えますが、実は校舎の外にはゾンビが多数徘徊しており、女子高生たちはサバイバル生活を送っていた、というお話です。
絶望的な状況ですが、女子高生たちは明るく生活します。中には現実逃避しているかのようにふるまう生徒もいますが、友人たちはそれを否定せず、温かく受け入れます。高校生活を謳歌しようと、体育祭を開いたり、遠足に出掛けたり、進学と就職で進路に迷ったり、卒業式を開いたりします。
主人公たちが何を大切にして行動し、生き延びたかが丁寧に描かれており、いろいろと考えさせられます。ゾンビの成り立ちなども、ちゃんと説明されます。
3) 川村拓「事情を知らない転校生がグイグイくる」(2018年5月~、雑誌連載中)
小学生の日常を描いた作品です。主人公は「死神」と呼ばれていじめられている、小学5年生の女の子です。同じクラスに転校してきた男の子が、無邪気に主人公と仲良くなろうとします。主人公から見ると、転校生がいつもグイグイ迫ってきますが、決して嫌ではありません。
周りのいじめっ子たちは、転校生をひやかしたり仲間に引き入れたりしようとしますが、転校生は悪口や皮肉を全てポジティブに脳内変換し、マイペースに対応し、主人公の女の子と仲良くなりたいと率直に想いを口にします。この転校生の純粋さが読みどころです。
大人でも子供でも、この転校生のように自分に正直に生きることは難しいですが、ちょっぴり勇気と元気が湧いてくる良作です。
本稿でご紹介した3作品は、いずれもアニメ化されています。少し原作と異なる味付けのものもありますが、いずれも優れた作品となっています。機会があれば、ぜひご覧ください。
「Dr.STONE」は、前職の同僚H澤さんのお奨めで巡り合うことができました。この場を借りて感謝申し上げます。
また、ツタヤ柏店さんには、長い間、大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。