こんにちは。柏の葉税理士事務所の徳田大輔です。
2024年5月17日をもって、ツタヤ柏店(柏市十余二)が閉店することとなりました。とても残念です。
子どもが未就学児の頃から、休日のロングドライブ前にこのツタヤで映画のDVDを借り、移動中の車内で鑑賞させてるのが慣例となっています。今後、ドライブのお供の調達に困りそうです。
子どもが小学生になってからは、読書習慣をつける一助になるよう、レンタルコミックを活用しています。10冊を740円、20冊だと1200円で借りられるので、リーズナブルでした。必ずしも親が借りてきた本を子が全部読んでくれる訳ではないのですが、いろいろな作品に触れるいい機会になったと思います。
時には、私が自分のためにコミックを借りてくることもありました。本稿では、私が読んで感銘を受けたコミックをご紹介します。正直なところ、備忘録目的なのですが、自己紹介替わりになれば幸いです。
・小山宙哉「宇宙兄弟」(2007年12月~、雑誌連載中)
・魚豊「チ。-地球の運動について-」(2020年9月~2022年4月、雑誌連載)
・武田一義「ペリリュー 楽園のゲルニカ」(2016年~2021年、雑誌連載)
・高瀬志帆「二月の勝者 -絶対合格の教室-」(2017年12月~、雑誌連載中)
1) 小山宙哉「宇宙兄弟」(2007年12月~、雑誌連載中)
兄弟が子どもの頃からの夢を叶えて宇宙飛行士になり、宇宙でで活躍する姿を描く作品です。
ユーモアに溢れており、楽しく読めますが、時にシリアスなテーマで考えさせられます。どこまでがフィクションか図りかねますが、実在する組織や技術がよく反映されているものと思われます。主人公が人間関係や組織の壁に悩み、それでもポジティブ思考で道を切り開いていく様には、勇気を貰えます。ビジネスマンとして学ぶべき所も多く、実際に、関連する自己啓発本も多数出版されています。
2) 魚豊「チ。-地球の運動について-」(2020年9月~2022年4月、雑誌連載)
「15世紀のヨーロッパを舞台に、禁じられた地動説を命がけで研究する人間たちの生き様と信念を描いた」フィクション作品です(ウィキペディアより抜粋)。
時代の流れとともに主人公が交代し、壮大な物語を紡ぎだしているところは、歴史のロマンを感じさせます。かと思えば、終盤で一種の「どんでん返し」が用意されており、読後爽快とはならないところが、また印象的です。
3) 武田一義「ペリリュー 楽園のゲルニカ」(2016年~2021年、雑誌連載)
太平洋戦争末期のペリリュー島(パラオ諸島の主要な島のひとつ)を舞台に、日本兵たちがどのように死に、また生き残ったかを描く作品です。
登場人物などの絵はかわいくデフォルメされており、読みやすいのですが、描かれている史実はかなり残酷です。それでも、忘れがちな戦争の記憶を呼び覚ます、ありがたい作品です。
4) 高瀬志帆「二月の勝者 -絶対合格の教室-」(2017年12月~、雑誌連載中)
塾の新人講師を主人公に、中学受験の現実を描く作品です。本稿執筆時点で単行本20巻まで発売されていますが、まだ新人講師の1年間が終わりません。それくらい濃密に、受験塾の講師や経営者、受験生たる小学6年生、その親などいろいろな視点で、受験、進学、学校生活などを焙り出します。
ちょうど自分の子が中学受験を検討する年頃だったので、今どきの受験事情を知るいい勉強材料になりました。
いずれの作品も、専門知識や業界事情などをふんだんに物語に取り入れて、わかりやすく読者に提示してくれます。著者の皆さんへ、尊敬を禁じ得ません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ツタヤ柏店に感謝の念を抱きつつ、筆をおきます。